こんにちは!
ボクシングが趣味のリーマンパパ、ichiだよ。
今日は、2023年7月25日に、WBC&WBO世界スーパーバンタム級新チャンピオンになった、井上尚弥選手の戦歴を徹底解説するよ!
ボクシング初心者の方にもわかるように丁寧に書くからね。
そもそも、WBCとか、WBOって何?
WBCとかWBOっていうのは、プロボクシングの世界王座認定団体なんだ。
同じ階級(体重)に、何人も世界チャンピオンがいるのは不思議だよね。
日本は、WBA・WBC・IBF・WBO(設立年が古い順)の、4つの団体に加盟しているよ。
最も古くからある団体はWBAで、1921年からあるんだ。WBC・IBF・WBOも、WBAから派生した団体なんだけど、「とりあえず、ボクシング観戦を今より楽しめるようになりたい」って人は、今は深く考えなて大丈夫。
プロボクシングには、主要な4つの世界王座認定団体があって、それぞれに世界チャンピオンがいる。
井上尚弥選手は2023年7月25日に、その中の2団体の世界チャンピオンになった。
これだけ覚えていてくれれば大丈夫。
井上尚弥選手ってどのくらいすごいの?
井上尚弥選手は、本当に凄い選手だよ。「日本ボクシング史上最高傑作」と言われているんだ。
30歳(2023年7月25日時点)の井上尚弥選手が獲得した世界タイトルは下記の通り。
- WBC世界ライトフライ級王者
- WBO世界スーパーフライ級王者
- WBA&WBC&IBF&WBO世界バンタム級統一王者(日本初&バンタム級史上初の、主要4団体統一王者)
- WBC&WBO世界スーパーバンタム級統一王者(日本人2人目の4階級制覇)
井上尚弥選手の次の対戦相手は、WBA&IBF世界スーパーバンタム級統一チャンピオンの、マーロン・タパレス選手(フィリピン)になる可能性が高いんだ。
もしもこの試合に勝ったら、史上2人目の2階級4団体統一チャンピオンになるんだよ!
(史上初は、2023年7月30日に誕生してしまったよ。アメリカの、テレンス・クロフォード選手だよ。)
例えるなら、サッカーのワールドカップで日本人選手がMVPを取る感じ(サッカー詳しくないけど…どのくらい凄いのかっていうイメージだけ掴んでもらえれば。とにかく、前人未到ってこと。)
1つの階級の4団体制覇だってものすごいことだったのに、さらにその上のステージを見せてくれる井上尚弥選手。
目が離せないですね。
井上尚弥選手の戦歴は?
井上尚弥選手の戦歴は下記の通り。
日付 | 対戦相手 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 備考 | |
1 | 2012年10月2日 | クリソン・オマヤオ(フィリピン) | 勝利 | 4R 2:04 | KO | プロデビュー戦 |
2 | 2013年1月5日 | ガオプラチャン・チュワタナ(タイ) | 勝利 | 1R 1:50 | KO | |
3 | 2013年4月16日 | 佐野友樹(松田) | 勝利 | 10R 1:09 | TKO | |
4 | 2013年8月25日 | 田口良一(ワタナベ) | 勝利 | 10R | 判定(3-0) | 日本ライトフライ級タイトルマッチ |
5 | 2013年12月6日 | ヘルソン・マンシオ(フィリピン) | 勝利 | 5R 2:51 | TKO | OPBF東洋太平洋ライトフライタイトルマッチ |
6 | 2014年4月6日 | アドリアン・エルナンデス(メキシコ) | 勝利 | 6R 2:54 | TKO | WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ |
7 | 2014年9月5日 | サマートレック・ゴーキャットジム(タイ) | 勝利 | 11R 1:08 | TKO | WBC防衛1 |
8 | 2014年12月30日 | オマール・ナルバエス(アルゼンチン) | 勝利 | 2R 3:01 | KO | WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ |
9 | 2015年12月29日 | ワーリト・パレナス(フィリピン) | 勝利 | 2R 1:20 | TKO | WBO防衛1 |
10 | 2016年5月8日 | デビッド・カルモナ(メキシコ) | 勝利 | 12R | 判定(3-0) | WBO防衛2 |
11 | 2016年9月4日 | ペッバーンボーン・ゴーキャットジム(タイ) | 勝利 | 10R 3:03 | KO | WBO防衛3 |
12 | 2016年12月30日 | 河野公平(ワタナベ) | 勝利 | 6R 1:01 | TKO | WBO防衛4 |
13 | 2017年5月21日 | リカルド・ロドリゲス(アメリカ) | 勝利 | 3R 1:08 | KO | WBO防衛5 |
14 | 2017年9月9日 | アントニオ・ニエベス(アメリカ) | 勝利 | 6R 終了 | TKO | WBO防衛6 |
15 | 2017年12月30日 | ヨアン・ボワイヨ(フランス) | 勝利 | 3R 1:40 | TKO | WBO防衛7 |
16 | 2018年5月25日 | ジェイミー・マクドネル(イギリス) | 勝利 | 1R 1:52 | KO | WBA世界バンタム級タイトルマッチ |
17 | 2018年10月7日 | ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国) | 勝利 | 1R 1:10 | KO | WBA防衛1 / WBSS1回戦 |
18 | 2019年5月18日 | エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ) | 勝利 | 2R 1:19 | TKO | IBF世界バンタム級タイトルマッチ・WBA防衛2 / WBSS準決勝 |
19 | 2019年11月7日 | ノニト・ドネア(フィリピン) | 勝利 | 12R | 判定(3-0) | WBA・IBF世界バンタム級王座統一戦・WBA防衛3・IBF防衛1 / WBSS決勝 |
20 | 2020年10月31日 | ジェイソン・モロニー(オーストラリア) | 勝利 | 7R 2:59 | KO | WBA防衛4・IBF防衛2 |
21 | 2021年6月19日 | マイケル・ダスマリナス(フィリピン) | 勝利 | 3R 2:45 | TKO | WBA防衛5・IBF防衛3 |
22 | 2021年12月14日 | アラン・ディパエン(タイ) | 勝利 | 8R 2:34 | TKO | WBA防衛6・IBF防衛4 |
23 | 2022年6月7日 | ノニト・ドネア(フィリピン) | 勝利 | 2R 1:24 | TKO | WBA&WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦・WBA防衛7・IBF防衛5 |
24 | 2022年12月13日 | ポール・バトラー(イギリス) | 勝利 | 11R 1:09 | KO | WBA&WBC&IBF&WBO世界バンタム級王座統一戦・WBA防衛8・WBC防衛1・IBF防衛6 |
25 | 2023年7月25日 | スティーブン・フルトン(アメリカ) | 勝利 | 8R 1:14 | TKO | WBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ |
なんと、デビュー4戦目、20歳で、日本ライトフライ級タイトル(チャンピオンの名誉を「タイトル」って呼ぶよ。タイトルをかけた試合は、タイトルマッチ。)をかけて戦った時の相手である田口良一選手は、のちのWBA&IBF世界ライトフライ級統一チャンピオンになってるんだよ!
この時の田口良一選手は26歳で21戦目。
デビュー4戦目で、5倍のプロキャリアがある日本チャンピオンに勝って、負けた相手ものちに世界チャンピオンになるなんて、ぶっとんでるよね。
また、下記のような様々な日本記録を持っているよ。
- デビュー8戦目での2階級制覇
- 世界タイトルマッチ20連勝
- 世界タイトルマッチ18KO(相手を倒したり、レフェリーが試合を止めたりすると、KO=ノックアウトになるよ。)
- 世界タイトルマッチ70秒での最短KO勝利 等々
ひえー。まさに異次元。
まとめ
日本ボクシング史上最高傑作の井上尚弥選手。これからも、僕たちが見たことのない景色を見せてくれるんだろうなあ。
井上尚弥選手の試合を見るたびに、「同じ時代に生きてて良かった」って思うよ。いつか、生で試合を見てみたいな。
今回はここまで。
記事に間違いがあったり、他にも知りたいことがあったりしたら気軽にコメントしてね!
では!
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